今年の夏は行動制限が緩和されている状況から国内では多くの方がお出かけを楽しみ、ファクトリーギアでもドライビングやツーリングといったアウトドアを行う方によくお会いします。
その際にレジャーを楽しむ用意はもちろんですが、お車やバイクのささいなメンテナンスや軽作業も出来た方が何かあった時に安心できるというもの。
そんな車載工具として便利なのが「ビットセット」です。
様々なネジ回しに対応できるのであるとないとじゃ大違い。
ただビットセットと言ってもいろんな仕様があるのでどれを選べばいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか?
そこで工具屋がオススメする「ビットセット」の最新オススメアイテムをご案内します!
①DEEN ビット&ビットラチェットセット
【入り組み】
プラス1、2、3
マイナス3、4、5
ヘックス1.5、2、2.5、3、4、5、6mm
トルクスT8、T10、T15、T20、T25、T27、T30
イジり止めトルクスT10、T15、T20、T25、T27、T30
1/4SQアダプター
ビットラチェット
エクステンションバー
ファクトリーギアが展開するDEENブランドで発売されていたビットセットとマルチパーパスビットラチェットを組み合わせたセット仕様となっています。
この後ご紹介するアイテムにも当てはまりますが、ビットセットはそれだけだと使い勝手が悪く、ビットと組み合わせるハンドル類やラチェット類で効果を発揮します。
つまりビットと組み合わせるものが一緒に同梱されているかでもビットセット自体の使いやすさが変わってくるのです。
マルチパーパスビットラチェットが持つ首振り機能やエクステンションバーとの組み合わせにより他メーカーと比べて圧倒的に色んな場所で使えるビットラチェットと、オートモーティブ系でよく使われるビットサイズを厳選しているので無駄が少なくビットを選ぶのも分かりやすいです。
特にマルチパーパスビットラチェットは一度使うと他が使えない!というユーザーがいるほど単体でも人気のアイテムなのですが、ビットと一緒に収納できるこちらのセットは車載する際の整理整頓にも有効です。
②ハゼット スマートホルダービットセット 2300SH-1
【入り組み】
・ビット用ミニラチェット
・アダプター(1/4HEX → 1/4SQ)
・ビットホルダー
・ソケット:5.5, 7, 8, 10, 12, 13mmビット
・ヘックス:3, 4, 5, 6, 8mm
・マイナス:0.6 x 4.5
・プラス:1, 2, 3
・ポジドライブ:1, 2, 3
・トルクス:T10, T15, T20, T25, T30, T40
・穴付きトルクス:TB10, TB15, TB20, TB25, TB27, TB30, TB40
・ヘックス(長さ50mm)3, 4, 5, 6mm
・マイナス(長さ50mm)0.8 x 5.5
・プラス(長さ50mm)2
・ポジドライブ(長さ50mm)1, 2
・トルクス(長さ50mm)T20, T25, T30
ドイツの工具メーカー「HAZET(ハゼット)」が昨年新しく発売したビットラチェットセットです。
これまでにもケース入りのビットセットはラインナップされていましたが、入り組み内容のブラッシュアップや取り出しやすくてコンパクトな新型ケースが車載工具としての能力をアップさせています。
他メーカーのビットラチェットセットと大きな違いは入り組みの豊富さ!
ビットラチェットとビットハンドルの2種類搭載されていて作業の内容に合わせて使い分けられたり、収納されているビットも短めと長めの全長が設定されていてより細かい作業に対応できます。
さらにソケットまで搭載されているので多少高価な仕様ですが車載工具の範疇を超えたメイン工具の一つとしても活躍してくれます。
③ヴェラ ツールチェックプラス「インチ」ハーレー用特別セット WRTC-PLUS-IH
【入り組み】
ソケット:3/16, 1/4, 5/16, 11/32, 3/8, 7/16, 1/2
ヘックス:3/32, 1/8, 5/32, 3/16, 7/32, 1/4, 5/16
トルクス:T10, T15, T20, T25, T27, T30, T40
トルクス(いじり止め):T10, T15, T20, T25, T30
スクエア:#1 #2×3 #3
マイナス:1.0×5.5
プラス:+1×2, +2×3, +3×1
ミニラチェット
ドライバーハンドル
50mmエクステンション
工具好きな方が「上質なビットラチェットセット」と聞いて先に思い浮かべるのは、もしかしたら同じくドイツの工具メーカー「WERA(ヴェラ)」のこちらのアイテムかもしれません。
というのもヴェラでは他メーカーよりも早くスリムなケースに工具を収納しギミックやデザイン性でも評価された「ツールチェック」シリーズのビットラチェットセットを販売されています。
現在ファクトリーギアでもツールチェックが大人気ですが、今回ご紹介するのは「ハーレーダビッドソン仕様」の入り組みです。
ハーレーの整備ではインチ規格のネジに対応した工具を用意するのが必須ですが、意外とちょうどいい内容の工具セットが無いというのも事実です。
そこでツールチェックのインチバージョンをベースにファクトリーギアでインチヘックスビットを追加し、よりハーレーの整備に使いやすくなっています。
④KING TONY 26PCミニビットラチェットセット 1026CQ-AM
【入り組み】
プラス1、2、3
ポジドライブ1、2、3
ヘックス3、4、5、6、8mm
トルクスT10、T15、T20、T25、T27、T30、T40
イジり止めトルクスT10、T15、T20、T25、T30
1/4SQアダプター
ビットラチェット
エクステンションバー
台湾の工具メーカー「キングトニー(KING TONY)」から新しくファクトリーギアにやってきたビットラチェットセットは、逆にシンプルな入り組みでDEENのビットラチェットセットの様なよりコンパクトなケースですが、ヘックスやトルクスなどに大きいサイズが入っているといった違いも見られます。
また注目したいのがビットラチェットで、ビットを装着した状態で背面のボタンを押すと先端が飛び出るので手が汚れて滑りやすい環境でも取り替えやすくなっています。
⑤ピービー バイクツールセット(9本組) レッド
【入り組み】
六角棒レンチ(5mm)
ビットアダプター
マイナスビット(5.5x0.8mm)
プラスビット(#2)
ヘクスローブビット(T25)
ヘックスビット(2・2.5・3・4・6mm)
タイヤレバーx2本
スイスの工具メーカー「PB(ピービ―)」では、自転車ユーザー向けに絞ったもっとコンパクトなビットセットを用意されています。
入り組みのビットは自転車のメンテナンスで使われる規格だけに絞り、もはやビットラチェットは搭載していませんが六角レンチとアダプターを組み合わせてビットを使うというアイデアは唯一無二です。
側面の黒い部分はなんと取り外して、タイヤレバーとしてパンク時のタイヤ交換で使用できます。これらを全て収納するホルダーのデザインも格好良くて人気のあるセットです。
まとめ
・お出かけする機会が増える今後、出先で咄嗟の作業にラチェットハンドルを搭載した「ビットセット」は必須の工具です。
・特にビットとそれを装着して使うビットラチェットが同梱されているものは、それだけで車載工具として活躍します。
・汎用性のある入り組みからハーレー、自転車用などに特化したセットもあるので行う作業に合わせて選んでください。