4月20日発売の、『ユニバーサルオーバーオールプロフェッショナル』について、ドリームワークス株式会社の伊藤様へ直撃インタビューいたしました。

プロフェッショナルができるまでの経緯や、熱い思いなどここでしか知ることができない情報をお届けいたします。

Q.今回発売されるワークウェアについて、簡単にご紹介いただけますか?

伊藤)A. 今回、ユニバーサルオーバーオールの中の、『ユニバーサルオーバーオールプロフェッショナル』という名を打って出していきます。

もともとユニバーサルオーバーオールは、シカゴでワークウェアを約100年やってきた会社ですが、日本ですと、ファッション業界という認識が強い方が多いと思います。そのファッションを「作業服業界でしっかりとブランドを確立させていきたい。」という想いいが強くあり、よりプロの方たちに着てもらいたいという想いから、『ユニバーサルプロフェッショナル』という形でブランドを立ち上げました。

以前、全身に黄色いレーベルの商品(UNIVERSAL OVERALL UNIFORM)を洋服業界で立ち上げたものの、数量の問題や、値段の問題、ユニバーサルオーバーオールは「オレンジ」というネームが強いにも関わらず、「黄色」のネームが浸透しづらくなかなかお客様に受け入れてもらえなかったことがありました。 そのため、ブランド名や、配色などをより考慮し、着用している方に今までよりもより『プロの意識』を持って着用していただけるように立ち上げた新しいチャレンジの商品です。

Q. 昨今のワークウェアシーン(市場背景)をどう観ていますか?その中で今期のコンセプト・狙いはどの辺りにありますか?

伊藤)A.作業服に関して、今まで一強だったところを、ユニバーサルオーバーオールのブランドのアメカジ要素を取り入れて、よりかっこいいものを着てもらいたいというのが 市場参戦の大きな理由です。

今、市場に出ているデニムタイプのものから一変して、よりプロ意識を持っている方たちに向けて登場した商品です。

Q.プロフェッショナル開発の話について教えてください。

伊藤)A.ハイビズラインとは、蛍光のリフレクー(反射材)がついている意味なのですが、通常の作業服を作っていても、どれも同じようなものばかりになってしまうことを避けるため、何か一つ特徴として、今回ハイビズを取り入れました。

現に、アメリカでは道路工事の作業着、消防士のウェアではハイビズが主流になっており、作業員の安全を守ることが今後義務化されていき、より安全性は強化されるのではないかと感じています。

そのため、ユニバーサルオーバーオールは、市場とかけ離れているのではなく予見して商品の開発に取り組んでいます。

Q.この商品の1番の特徴・こだわりはなんですか?

伊藤)A.一番のこだわりは、ハイビズ(反射材)のデザインです。

通常、制服の上にベストのようなものを着用するものは、直線的な商品が多いところ、ユニバーサルオーバーオールは、直線ではなく、稲妻型を反射するプリントにしてみたり、他社がやっていない、真似できないデザインを配置しているところが、今までファッションでも培ってきたデザイン性を入れているところが最大の特徴です。

Q.素材感について詳しく聞かせてください。

伊藤)A.素材感は、TCツイル 綿とポリエステルの混合素材となります。

綿:35% ポリエステル65%となり、ポリエステルの比率が多いため、光沢感があり汚れが落ちやすく速乾性がある素材です。

TCツイルは、糸の太さによって硬い生地や柔らかい生地などに質感を変えることができるのですが、ユニバーサルオーバーオールが使用している生地は、硬すぎず柔らかすぎない丁度良い生地感で通年着用できます。

Q.市場の作業着に比べて相反する色が多い理由はありますか?

伊藤)A.ブルーやイエローなどの蛍光カラーに関しましては、安全性を意識して選定しました。商品ごとに必ず入れている「オレンジ」はブランドカラーを意識しています。

Q.着用した時のイメージを教えてください。

A.アメリカのものは、ストレッチ素材がないため、少し大きめに製造しています。日本のLサイズとアメリカのLサイズの大きな違いは、袖の長さと着丈が大きく異なります。その部分は、日本人の体系に合わせて着用時にゆとりをもたせつつも、だらんとしないサイズで製造しています。

Q.どのような人に着用して欲しいですか?

伊藤)A.電気・設備関係の方にはぜひ着用していただきたいです。

派手目な色、蛍光色は「自分には関係ない」と思っている方も多くいらっしゃいますが、他にはない作業服を着て安全性だけではなく、働き方及び社会からのイメージを変え業界全体がより魅力的に発展してくことに寄与することも目的としています。

「ここで働きたい!」「かっこいい仕事がしたい!」と思われる「憧れの仕事」の一部としてもユニバーサルオーバーオールが手助けしていきたいです。

Q.アパレル業界から見た、おすすめのコーディネートを教えてください。

伊藤)A.作業着としてはもちろんですが、普段着としてもぜひ着用していただきたいです。

とくにTシャツは、デニムと合わせての着用など、ご自身のファッションの一部として取り入れてもらいたいです。また、アウトドアや、フェスなどの野外でのイベントには最適ですね。

Q.今後このシリーズはどのように展開してきたいですか?

伊藤)A.今回新しいチャレンジでもあるので、まずは1年リリースさせて今ある定番のラインを定着させていきたいです。それ以降や、別注モデルや服だけではなく、雑貨や工具箱を覆うカバーなど幅広く展開していきたいと思っています。

Q.最後に。読者・ユーザー様へメッセージをお願いします。

伊藤)A.「かっこいい作業服」を着てください!

作業のしやすさはもちろん大事ですが、かっこいい仕事をしている職人たちにもっと光を当てていきたい。そのためには、これまでと同じ固定されたものではなくかっこいい作業着を着て「憧れられるようなシーン」をユニバーサルオーバーオールが作り上げていきたいと思います。全身をユニバーサルオーバーオールにして欲しいというわけではなく、まずは一部に取り入れていただけると嬉しいです。


いかがでしたでしょうか。今回は、プロフェッショナル商品の熱い想いや、商品の背景を赤裸々に話していただきました。たくさんのお客様にお手に取って体感していただけると嬉しいです。

商品に関してご不明な点がございましたらお問合せフォームよりご連絡下さい。

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