発売してから脅威的な人気で品切れが続出した握りもの工具の最高峰、ドイツのブランド、KNIPEXから登場したスリップジョイントプライヤー。
その秘密は、先端の形状にあり縦溝が刻まれたことによって「角がなめてしまったネジ」でも回すことができるのです。
類似商品は国内でも流通していますが、100年以上の歴史あるブランド、KNIPEXから満を持して登場したことで爆発的な人気商品となりました。
アゴの先端が特徴的なツイングリップ
アゴの先端でもネジを掴んで回せるようたて溝が刻まれたフロントグリップと3点保持機能がついたサイドグリップによるツイングリップで様々なシーンで活用でき、スペースが無くて横向きで振れない場面では、プライヤーを縦にしてネジを掴み回すことができます。
ネジの外側を掴んで回す為、十字穴が潰れたネジや角がなめてしまったボルトを回すことができます。
5段階で開口幅を調整
プッシュボタンを押しながらスライドさせることで5段階で開口幅を調整することができるので幅広いサイズのネジに対応できます。
4ミリから最大22ミリまで掴むことができます。
摩耗に強いアゴの硬度
クニペックスのウォーターポンププライヤー 「コブラ」と同じ『61HRC』という焼き入れ硬度の為、摩耗に強くタフに使えます。
力が逃げにくい3枚合わせ構造
一般的なプライヤーは2枚合わせが多いですが、2枚合わせだと横に逃げる力が発生しやすくなってしまいます。
しかし、スリップジョイントプライヤーは、「コブラ」と同じく3枚合わせ構造の為、横に逃げる力を両側が防いでくれてしかっりと掴む方に力を伝えてくれます。
2種類のグリップの選び方
一般的なグリップのプラスチックコートグリップと太さが特徴のコンフォートグリップがあります。
コンフォートグリップは、2種類の材質で出来ていて赤色のところは硬い材質で、青いところは柔らかい材質になっている為、手に当たる部分が痛くならない様にソフトになっています。
腰袋などに収納する際など、コンパクトさを重視する場合や取り回しの良さなどは、プラチックコートグリップに軍配があがり、より力強く握りたい場合などはコンフォートグリップに軍配が上がります。
ただし、グリップ以外の性能は変わらないので気に入ったデザインの方を選ぶのもありです。
まとめ
同じアイディアの商品は他メーカーでもありますが、KNIPEXのスリップジョイントプライヤーは独自の機能を備えており、すでに同様の商品をお持ちの方でも満足できる逸品です。
緊急時には頼りになるお供となること間違いありません。是非一本手に入れてみてください。
-スペック-
・調整段数:5
・パイプつかみ能力(φmm):4-22
・ナットつかみ能力(mm):4-22
・全長(mm):200