DEEN シン・スイベルは理想のハンドルを選べるシン型スイベル工具!

今回は様々なラチェットをさらに進化させた「シン」型のアイテムをご紹介します。

①スイベルラチェットを進化させる「シン・スイベル」

スイベルラチェットといえば、首振りラチェットのように使用でき、狭いところでも垂直に立ててドライバーのように早回しも可能な工具ですよね。
いろんな工具メーカーでもスイベルラチェットが発売され、もちろんDEENブランドからも発売されています。

そんなDEENから、更に作業性向上の可能性を秘めたNEWアイテムが「シン・スイベル」です。

メーカー担当によると、DEENのラインナップにラチェットアダプターが無かったので、ラチェットアダプターを作りたいところから始まり、ただ普通のラチェットアダプターじゃ面白くないので、そこからラチェットアダプターとしてだけでなく様々な用途で使えるこのシン・スイベルが生まれたそうです。

ではどのような機能があるのか詳しく見てみましょう。

②シン・スイベルの構造

スイベルラチェットのヘッド部分に差込角を設けたことにより、多種多様ななドライバーハンドルなど組み合わせることで様々なシーンで活用することができます。

DEENの3/8sqスイベルラチェットと比べてヘッドのサイズ感はほとんど変わらりません。
(ただし差込角がついた分根本は気持ち太くなっています。)

ラインナップは1/4sq(6.35mm)、3/8sq(9.5mm)、1/2sq(12.7mm)の三種類。
回したいボルトや作業環境に用途に合わせて選ぶことが可能です。

ギアの枚数は3種類ともに72枚ギアになっています。振り角が5度と細かいので狭い場所での作業も十分に使えます。

シン・スイベルの特長として、通常のスイベルラチェットでもあまり見かける機会がない1/2SQがラインナップされています。

メーカー担当者によると以前からDEENで1/2sqのスイベルラチェットを販売したかったのですが、ユーザーさんが必要とするサイズがわからず開発までに至らなかったところ、スイベルラチェットのヘッド部分に差込角を設けるという発想が生まれたことによりユーザーでサイズの調整ができるようになりました。

これによって満を持してDEENのラインナップに「シン・スイベル」という名で1/2sqのスイベルラチェットができたとのことでした。

③活用方法

『・ドライバーハンドル』

シン・スイベルとの最もシンプルな組み合わせです。
メーカーによって全長やグリップの形状、また価格帯が異なるのでユーザーのベストな組み合わせは変わってきますが、ファクトリーギアではDEENのハンドル以外に、KTCのハンドル、KO-KENのハンドルが主に選ばれている印象です。

『スピンナーハンドル』

先端が倒せるスピンナーハンドルを使うことでシン・スイベル単独よりもさらに複雑な方向へヘッドを向けられるようにもできます。

また「DEEN伸縮スピンナーハンドル」と組み合わせることで確度だけでなく全長自体も作業のシチュエーションに応じて調整できるのでさらに作業の幅が広がります。
(全長を伸ばした時のオーバートルクにはご注意ください)

『エクステンションバー』

エクステンションバーとの組み合わせは、ドライバーハンドルやスピンナーハンドルでは再現できない全長のスイベルラチェットを作れることや、樹脂グリップより金属グリップが好きな方にはオススメの組み合わせです。

『T型スライドハンドル』

T型ハンドルとの組み合わせはシン・スイベルをラチェットアダプターのように使用できます。
通常は先端まで固定されているTハンドルを早回しタイプへ進化させます。

いろんな活用方法をご紹介しましたが、もちろんシン・スイベル単体でもいわゆるパームラチェットの様にヘッドを握りこむことで、ハンドルがあると干渉しそうな場所で使うのに有効です。

まとめ

・従来のスイベルラチェットの機能を活かしつつラチェットアダプターとして色んなハンドルとの組み合わせを可能にしたのが「シン・スイベル」です。
・ヘッド部分に差込角が付いているのでドライバーハンドルやエクステンションバーなどを組み合わせて使いやすいスイベルラチェットをユーザーが作ることができます。
・シン・スイベル単体でもパームラチェットのように持って使うのもおすすめです。

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