約70%以上の人が知らない!?トルクレンチの重要性

段々と気温が下がり、そろそろタイヤを冬用に変える時期ですね。
自動車ディーラーや、タイヤショップで交換する方や、ご自宅でタイヤ交換をする方も多いのではないでしょうか。その時に絶対的に必要なトルクレンチについて、本日はご紹介いたします。

トルクレンチを使わないとどうなるの?

タイヤ交換の際、ホイールを固定するボルト・ナットには「設計上定められたトルク(締付け力)」があります。これを守らないと「ゆるみ」あるいは「過剰締め」が起こり、実際に走行中にホイールが脱落したりボルトが折れたりといった重大事故につながっています。

最近(令和5年度)では大型車の車輪脱落事故発生件数が 142件 に達しており、 「タイヤ交換・履き替え作業後1カ月以内に脱落が多い」 という情報も出ています。(国土交通省HP

つまり、タイヤ交換時には“ただ締めればいい”のではなく、適切なトルク数値を守った上で、 正しい工具(トルクレンチ)を用いて締め付けることが安全に直結しているのです。

最適なトルクレンチの選び方

①使用トルク値を知る

自分が測定したいトルク値を知らないことにはトルクレンチは選べません。
よくある質問で『エンジンルームのバッテリーターミナルを4Nm締めたくて、足回りホイールボルト103Nmなので、この範囲をカバーするトルクレンチありますか?』というように1本で小さい値から大きな値までカバーするトルクレンチをお探しの方がいらっしゃいますが、残念ながらないのが現状です。複数のトルクレンチを使い分ける必要があります。
※適切な締付トルクはボルトの大きさだけでは決まりません。規定締付トルクは作業対象となる製品の整備マニュアルなどでご確認ください。

②容量を選ぶ

トルクレンチは測定トルク値の大きさによって様々なサイズが設定されています。
機種を選ぶ目安としては、トルクレンチの測定範囲の70%以内に作業対象のボルト・ナットの規定締め付けトルク値が収まる機種を推奨します。
例えば103Nmを測定したい方は最高値147Nm以上が推奨ですので、一般的には200Nmまでのトルクレンチになります。

③機種を選ぶ

大きく分けてプリセット型とデジタルタイプがあります。
プリセット型とは、あらかじめ設定したトルク値に達すると「カチッ」という音と手に軽いショックで知らせるトルクレンチの基本形。
トルク設定は変更可能で、多目的に使用できます。
最も一般的に広く使われるモデルで設定トルクも豊富なのがこのタイプです。

デジタル式とは、デジタルでトルク値を表示します。
設定トルク値に達すると音と光で知らせてくれます。特徴としては左右両方向の測定が可能で、単位換算など機能が豊富です。
従来のプリセット型では不可能だった測定値のメモリー機能や、締め付け中のトルクもリアルタイムで確認出来るデジタルならではのメリットもあります。

特長別トルクレンチのご紹介

①プリセット型でも数値を戻さなくて良い!?作業効率が上がる人気のトルクレンチ

スタビレーのトルクレンチは、板バネ式の為使い終わった後に数値を最小値に戻さなくても大丈夫!さらに、数値の設定はグリップ部分の板を下げて頂くと一気に数値の設定が可能な為、グリップをくるくると回転させる必要もありません!

±3%高性能のトルクレンチ!

高性能で人気のトルクレンチは、東日トルクレンチが一番人気です。
車とバイク両方持っている方にはおススメのトルクレンチです。

ヘッドの付け替えが可能!サイズごとにトルクレンチを持つ必要なし!

ヘッドが取り外し可能な為、逆ネジにも対応が可能。また、ヘッド毎にトルクレンチを購入しなくて済む為、工具箱の中がかさばる心配もありません。
また、スパナやメガネ型のヘッドもご用意がある為用途に合わせてご使用いただく事が可能です。

使いやすさに特化したグリップがトルクレンチにもそのまま採用!

WERAのドライバーで人気のグリップを採用しています。粘土をぎゅっと握った時にかたどられたグリップの為、長時間使っていても疲れにくく、手に馴染みやすい構造です。

まとめ

いかがでしたでしょうか!
こちらに掲載していないトルクレンチの取り寄せも可能ですので、ご希望の商品がございましたら、お気軽にお問合せフォームからご連絡下さい。
ご自身にあったトルクレンチを見つけて、安全にタイヤ交換をしてご家族やお友達とのお出かけを楽しんでください!

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