ヴェラ インパクトドライバーセット 018110
- 仕様・規格
-
対応ビット:E6.3ビット
セット内容:
921 Kraftform Plus インパクトドライバー(本体)
(1/4" x 163.5 mm)
851 S インパクトドライバー用プラスビット
PH 1 x 70 mm
PH 2 x 70 mm
PH 3 x 70 mm
855 S インパクトドライバー用ポジビット
PZ 1 x 70 mm
PZ 2 x 70 mm
PZ 3 x 70 mm
867 S インパクトドライバー用トルクスビット
TX 15 x 70 mm
TX 20 x 70 mm
TX 25 x 70 mm
TX 30 x 70 mm
TX 40 x 70 mm
840 S インパクトドライバー用 ヘックスプラスビット
3 x 70 mm
4 x 70 mm
5 x 70 mm
6 x 70 mm
800 S インパクトドライバー用 マイナスビット
050181400011x 0.8 x 4 x 70 mm
050181410011x 1 x 5.5 x 70 mm
050181420011x 1.2 x 6.5 x 70 mm
マジックテープ 1x 120x50 mm
- JANコード
- 4013288222176
インパクトドライバー機能を備えたコンパクトな差し替えドライバーセットです。
インパクトドライバー機能はオン・オフを切り替え可能。
固着したネジの緩めに最適です。
インパクトドライバー機能使用時にハンマーでグリップエンドを叩くと、約25Nmの緩めトルクに変換されます。
インパクトドライバー機能をオフにしているとき、ビットホルダー部の六角面に13mmのレンチをかけて回すことも可能。
WERAの新型インパクトドライバーは良いとこ取り機能が満載です!
①インパクトドライバーとは
②WERAのインパクトドライバーならではの特長
③インパクトドライバーの使い分け
①インパクトドライバーとは
WERAのインパクトドライバーをご紹介する前に、改めて「インパクトドライバー」について簡単におさらいしておきましょう。
インパクトドライバー(「ショックドライバー」や「アタックドライバー」などともいわれます)は、主に固く締まっていたり固着しているネジを緩めて回すドライバーです。
通常のドライバーで回す程度では太刀打ちできないようなネジだと、打撃を加えながら回す方法があります。それができる工具に「貫通ドライバー」がありますが、打撃しながら緩め方向へ回すというのは慣れていないとなかなか難しいものです(それにドライバー自体を傷めてしまう要因にもなります)。
そこで役に立つのがショックドライバーです。ショックドドライバーは最初から打撃できるように丈夫に作られているのはもちろん、中の機構によって打撃することでドライバーの先端が自動で回転するようになっています。これで打撃しながら回せるので固いネジも緩みやすくなるという便利な工具です。
②WERAのインパクトドライバーならではの特長
インパクトドライバー自体はいろんな工具メーカーが発売していますしWERAでも販売されてますが、今回ご紹介する新モデル「921KP」にはならではの特長が含まれるのでここでご紹介します。
・伝統的なWERAのグリップ形状
アタックドライバーといえば細かい差があるものの本体はおおよそ円柱状なのがほとんどですが、こちらはWERA独自の波打ったグリップが採用されいます(グリップの形状についてのご紹介はこちらから)
このグリップ形状によって本体を握った際の安定感が図られています。
・使えるビットの差込規格
921KPモデルでは「1/4差込」規格のドライバービットを装着する仕様になっています。インパクドライバーの多くが一回り大きい規格(5/16差込)を使っているので分かりやすい違いといえます。
1/4差込規格のドライバービットを使うメリットの一つとしてはビットを含めて5/16差込のビットを使うインパクトドライバーより本体の総重量を軽くできます。
本体が軽いということは持ちやすさや長時間の使用による手の負担も軽減できるということです。
また1/4差込のドライバービットは先端の選択肢が広いことも特徴になります。いわゆるラチェットドライバーや電動ドライバーで使う片頭のビットも流用できます。(ビットの耐久性やインパクトドライバー本体へのはめあいには注意してください)
たとえば、アネックスの「ネジとりビット」も1/4差込規格なので組み合わせて使うことができます。
WERAではインパクトドライバーの仕様に対応したビットも新たにラインナップされています。
このビットを含んだポーチ付きのセットも販売されているので、初めてインパクトドライバーを使う方はこの仕様を用意するのも良いかと思います。
・ビットホルダー部分の活用
921KPモデルのビットホルダー部分は六角形状になっています。この形を生かして、ここにスパナを差してより力を掛けながらドライバーを回すことができます。(回転機能オフ状態時)
この機能は貫通ドライバーにも良く見られて、固いネジを緩める方法として使います。
インパクトドライバーはスイッチの切り替えで軸の回転機能をオフにすることもできるので、ネジの状態を見て打撃を加えるかどうかを判断してみてください。
③インパクトドライバーの使い分け
ここまでインパクトドライバーの特徴を見ていくと、従来のインパクトドライバーの機能をベースにビットハンドルや貫通ドライバーの特徴も持っている事が分かります。
そこで、インパクトドライバーとの使い分けを考えてみたいと思います。いろんなインパクトドライバーがあるのでファクトリーギアで人気のモデルと比べてみたいと思います。
・ベッセル(VESSEL) メガドラインパクタ
見た目は通常のドライバーのようですが内部にインパクトドライバーと同じ機構で、打撃することで軸が回るようになっています。
ほかのインパクトドライバーよりも圧倒的に軽いので扱いやすく通常のドライバーとして兼用するのもありです。
一方でサイズのラインナップが少ない(プラス1番~3番)のと軸は差替え式ではないので、使い続けて酷使した場合は本体ごと買い替える必要があるので、回したいネジの種類によっては差し替えができるインパクトドライバーが便利です。
・DEEN インパクトドライバー
今回は代表してDEENのインパクトドライバーを取り上げますがこの形のモデルは他メーカーでもラインナップされるスタンダードなものです。
本体が重く耐久性があって固着したネジをよりハードに打撃しながら回せます。
また多くのモデルは本体のビットアダプターを外してソケットが装着できるので、ネジだけでなくボルトにも対応します。ビットやソケットが使えることでより幅広く対応できます。(ちなみに921KPモデルでも電動ドライバー用ソケットを流用すればボルトにも対応できます)
さらに本体の回転切り替えによって逆ネジにも対応できるのが特徴です。
耐久性やいろんな機能がある分、本体がかなり重いのでまさに「固着したネジ専用」としての使用が基本になります。
また多くのインパクトドライバーは先にご紹介したように「5/16」差込のビットを使っているので、インパクトドライバー用に必要なビットを準備しておきましょう。(先端がアダプターで差替えられるモデルならビット変換アダプターを持っておくのも有効です)
このように、持ちやすさなど使用上の負担を抑えたいか、どれくらいの種類のネジを緩めたいか、どれくらいハードに打撃する必要があるかという点で従来のインパクトドライバーか921KPモデルかメガドラインパクターかを選ぶとベストな使い方が見えてくると思います!
まとめ
・固着したネジ(ボルト)を緩めるために、専用の機構を搭載した「インパクトドライバー」が有効です。
・WERAのインパクトドライバー「921KP」モデルは従来のインパクトドライバーや貫通ドライバー、差替えドライバーとしての機能をあわせ持っています。
・緩めたいネジの状態や使い方に合わせて従来のインパクトドライバーや貫通ドライバーと使い分けてみてください。